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ねぎまのおもちゃ箱

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つれづれのこと、写真、造形作品、模型作品など

葛生〜かすれた街 後編

葛生の駅はこじんまりとした、かわいらしい駅舎でした。
最初はピンクの柱に違和感を覚えたものの
それは街が石灰の粉にまみれて、無彩色の中に突然ピンクがあるからだと気がつきました。
少しでも華やかにしよう。そう考えての塗装ならば、それも良しとしましょうか。

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嘗ては落ち着いた塗装の東武電車でしたが、今はアイボリーにブルーの濃淡の帯。
東武の色のセンスはあまり好きではないのですが、仕方がありません。
戦前のやや赤みが強い茶色の電車がきっとよく似合っていたことでしょう。

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葛生停車場という文字が往事を忍ばせます。

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麻袋を作っていたと思われる街の工場。「こうじょう」ではなく「こうば」がふさわしいですね。

さて、廃線跡を再び辿って参りましょう。

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行く手にセメント工場が見えてきました。
線路があった築堤はこの工場に吸い込まれていきますが
途中で冊ができていて、先には進めないようです。
もっとも、歩いているうちに工場の敷地に入ってしまっても困るのですが。
ちょうど、お昼を告げるサイレンが鳴り響いてきました。

築堤から見下ろすと、小さな耕作地が散見されます。
ちょっと降りて行ってみましょうか。

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夏の名残のほおずきが、まだその赤を主張していました。

さらに歩いて行くと……。あった、あった。ありました。
こういうモノが出てくると廃線跡らしくて心が躍ります。

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もう、すっかり草に絡み付かれて立ち尽くして、どのくらいの時間が過ぎて行ったのでしょうね。


さて、これ以上は進めないようですし、電車の時間がやってきました。
東京へ、そして日常の中に戻りましょうか。


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ふと、振り返って見れば……。
太陽が灯してくれた青信号。
ほんの少し、自分が動いてポジションをかえてみれば、物事は万事進んで行くような
そんな勇気をいただきました。
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by md-works | 2011-01-20 19:28 | Wether side